顧客管理 販売促進のキューイシステム

大企業から個人の方まで、インターネットショップに取り組む人口が急激に増えています。しかし、皆様すでにご存知のことと思いますが、インターネットで売り上げを伸ばし、成功することは簡単ではないのが実状です。そんな中、これからインターネット通信販売に意欲的に取り組む決断をされた経営者の方を今回ご紹介させていただきます。　熊本市下通りの田尻洋服店です。同店は昭和１０年から雑貨、服、靴などの販売を手がけ、昭和２９年１月２０日に法人化された老舗企業です。社長の田尻恭久さんは熊本商工会議所のエリアアシスタントとしても活躍されています。
　紳士服業界の流れとして、７０年代のＤＣブランド全盛期においては、ＢＩＧＩ、二コルなどのブランドショップを多店舗出店するなど、精力的に販売を伸ばしてこられました。しかし、ＤＣブランドブームの終焉と消費者ニーズの多様化、郊外ショッピングモールの出店などの経営環境の変化を捉え、多様化するニーズに応えるため多品種販売を考えたとき、商圏拡大の必要性が大きな課題として浮かび上がってきました。
　その課題を克服するために、考えられたのがインターネットの活用でした。まだ普及率が低かった１９９５年、独学でホームページ制作を習得され、いち早く取り組まれました。しかし、独学によるホームページ運営の限界を感じ、ご相談にこられました。
　どの商売でも同じでしょうが、インターネットにおける販売促進、販路開拓においても例外ではなく、情報収集、学習した上での計画策定、実践、検証というＰＤＣＡサイクルが欠かせません。生半可な聞きかじりで成功するほどインターネットは甘くはないのです。